メイドカフェは儲からないの?アキバでは10年間で半分以上が閉店
今や秋葉原の象徴とも思えるメイドさんたちが活動しているのは、主にメイドカフェと呼ばれる店舗です。
秋葉原にメイドカフェが誕生したのは2001年で、その頃の私はメイドカフェ巡りが大好きでした。
メイドカフェでは1杯500円以上が相場のコーヒーを注文すると「お砂糖とミルクはいかがですか?」とメイドさんに尋ねられるのですが、砂糖かミルクをお願いするとメイドさんが甲斐甲斐しくスプーンでコーヒーをかき混ぜてくれます。
私はブラックで飲むので、何も入れずにコーヒーをかき混ぜてもらうようメイドさんにお願いするのが密かな楽しみでした。
日本全国のメイドカフェをくまなく訪問した人が作成したデータベースによると、2011年末の時点で132店のメイド系店舗やサービスが秋葉原にあります。
これまで秋葉原で開店したメイド系店舗はのべ282店舗で、そのうち150店舗が閉店しました。
メイドさんは「架空の生き物」なのです。(コスプレイヤー=みるる 撮影=宮嶋)
メイドカフェが秋葉原に出現してから約10年の間に、開店した店舗の半分以上が閉店していることになります。
メイドカフェはそう簡単に儲かるビジネスではないようです。
なぜならメイドカフェは普通の喫茶店とは全く違った費用構造を有しているからです。
メイドカフェにも、食材などの仕入れの費用があり、その他家賃や光熱費などもあるのですが、普通の喫茶店と違うのは人件費の割合です。
メイドカフェでは、メイドさんは重要な経営資源であるため、ある程度の人数のメイドさんを常時揃えておかなければなりません。
そのため、どうしても人件費が大きくなり、普通の喫茶店のような経営では利益率が低くなるどころか赤字必至です。
人件費の負担に耐え切れず、メイドさんへの給料不払いが続く店舗は、「そろそろ閉店かな」と噂が広まったりします。
今、「萌え」空間が直面している問題
人件費の負担を克服するために、メイドカフェは10年間の歴史の中でいろいろな工夫を試みてきました。
客の回転率を上げるために時間制限を設けたり、注文金額の下限を設けたり、チャージ料を設定するなどのルールがそれぞれの店舗で生まれました。
また、客単価を上げようとオリジナルグッズやオプショナルサービスなど飲食以外の商品を提供する工夫もあります。
このような試行錯誤の中で、経営的になりたつような体系化されたシステムを創り出した店舗は生き残り、店舗数を増やしても安定したサービスを提供しています。
そして利益率を上げ成長するための一番大切な鍵は、メイドさんにいかに特別な付加価値を生み出してもらうかということです。
その特別な付加価値とは、「萌え」です。
メイドカフェといえば、「萌え」という言葉を思い出す人も多いかと思います。
2005年のユーキャン流行語大賞ベスト10に「萌え~」という言葉が入選し、秋葉原のメイドカフェが受賞しました。
ところが、「萌え」という言葉を知っていても、「萌え」とはなにかを説明するのはなかなか難しい。
続きます>>2-4
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130503/bsg1305031910001-n1.htm
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定義づけを試みる人たちもいますが、それらの定義にもちょっと物足りなさを感じます。
「萌え」は体感しないと理解できない感性だからです。あえて例えるなら現代版「もののあはれ」でしょうか。
日常とは少し離れた世界に触れたとき、なんとなく心地よさやあこがれのようなものを愛おしく感じる瞬間があります。
そんな「もののあはれ」という独特の感性を、私たち日本人は昔から引き継いてきたのです。それが「萌え」です。
日本では普通、自宅にメイドはいません。
ましてや可愛い女の子のメイドが「お帰りなさいませ、ご主人様!」と帰宅時に迎えてくれるなんて途方もなく非現実的です。
ところがメイドカフェに行けば、現実になる。
だからこそ、メイドさんは「萌え」を生み出す存在であり、メイドカフェはそのための特別な空間になり得るのです。
ところが、「萌え」を生み出す空間としてのメイドカフェは今、大きな問題に直面しています。
それは、メイドカフェに対する偏見です。いかがわしい風俗店と勘違いして嫌悪感を抱く人さえいます。
メイドカフェが出現した当時の誤解は仕方がないとしても、なぜ10年以上も経つのに偏見はなくならないのか。
それは「萌え」とは全く関係のない偽物のメイド系店舗が秋葉原に発生しているからです。
喫茶店としてのメイドカフェでは利益率が低くても、ごまかしやぼったくり、違法すれすれのサービスで利益を上げられることに気付いた新興勢力が5年ほど前から秋葉原に大量に進出してきました。
その頃から、道端でビラ配りをするメイド姿女性が目につくようになります。
メイド姿でのビラ配りの弊害として私が一番懸念しているのは、メイドカフェ、ひいては萌え文化そのものの品と質の低下です。
「萌え」を生み出すためのきっかけは「日常での非日常との出逢い」です。
メイドさんはメイドカフェという特別な空間に存在する「架空の生き物」だからこそ、メイドさんは「萌え」を生み出すことができるのです。ところが、メイドさんがメイドカフェから飛び出し、長時間道端でビラ配りをしていると、そのうちに「架空の生き物」を演じられなくなり、普通の生身の女の子に戻ってしまう。
これでは、「萌え」を生み出すことができません。
メイドカフェの将来を考えるとき、私は京都祇園の舞妓さんの歴史と重ねています。
もともと舞妓さんは、祇園参りをする旅人たちの目を引こうと、通りに並ぶ茶屋の店前で、女の子が歌舞伎を真似て派手な衣装で舞を披露したことから生まれました。
しかしその後、舞妓さんの文化は品格と美的センスに磨きを掛けて、今では日本が誇る粋な文化となりえたのです。
秋葉原のメイドカフェが次代にも発展する文化となりえるか、それとも一時の流行で終わってしまうかは、文化として品と粋を兼ね備えられるかに掛かっていると感じます。
品格を下げ、野暮なサービスしか提供できない偽物のメイド系店舗が増殖し、悪貨が良貨を駆逐するようになれば、せっかく現代の日本に復活した「もののあはれ」の文化、つまり萌え文化が衰退することになるでしょう。
(梅本 克=文(デジタルハリウッド大学客員准教授))(PRESIDENT Online)
以上です。
>メイドカフェに対する偏見です。いかがわしい風俗店と勘違いして嫌悪感を抱く人さえいます。
いや、福岡県警は明確に「風俗店」とみなしたが?
飽きられたら終わりなのは初めからわかってただろ。
普通に飽きられたんじゃないの?
元々が色物産業なんだし
ただ単にオーバーストアなだけだろ?
儲かるからと言って雨後の竹の子みたいに出店してたらそうなるわなw
>客の回転率を上げるために時間制限を設けたり、注文金額の下限を設けたり、
>チャージ料を設定するなどのルールがそれぞれの店舗で生まれました。
ぼったくり店そのものじゃねーかw
行ったこと無いけど
それに何かエロゲショップより入りづらい近寄りがたい店もある
>>8
あれどんな客層が入ってくのか謎だ
近寄りがたい
それが全てだな。
糞キモいサービスを押し売りされるのが嫌で行かなくなった。
これだわな
芝居がかった言葉遣い含めての萌えパッケージなんだろ。
そこを維持しつつやらないと駄目なんだと思う。
単なるコスプレ喫茶とは違うセールスポイントなんだろうし。
あれは宿泊施設代わりになってるからかw
満喫も死ぬほど潰れてるだろ
既存の店も過当競争気味だし
オークションで閉店満喫のマンガがしょっちゅう売られている
かわいい衣装とウェイトレスってだけにしとけば
客も入りやすいんじゃないの?
俺も店員がメイド女子高生~20代前半だけのスタバみたいなので良いんだが
メイドのいるカフェでいいんだよ
おまいらもどんどん貧困化が進んでいて、メイドカフェにいくカネもなくなってきたからだろ
あとは普通の喫茶店にしたほうが一般的受けは良いんじゃないかね。
メイドに関しては心底どーでもいい
一定の需要はあるんだから、店の総数が減れば残った店のパイの取り分
が増えて経営も安定するさ。
ブームで客は増えたけど、再来店動機になるほどの魅力ではなかったと。それが新規参入業者なのか業態そのものの根本的な限界なのかは不明だが。
テナントに貸すビルオーナー側も、風俗業みたく賃料の高い中短期期間契約を提示する場合が多い。
これが本当なら、良心的な店が消えて、
風俗まがいの店かボッタクリの店しか残らなくなるな。
羊がおかえりなさいませって迎えてくれる店があるって聞いたけど
スタバやドトールのような居づらいコーヒー屋は増えたけど
何と比べて居づらいといってるのかしらんけど、
個人店よりチェーン店のセルフ方式がよっぽど気楽で居やすい。
好きなのは多分二次元だろ。
メイドが金のためにキモイ男たちを我慢して接待している
と思っているんだと思うと、行く気になれないよ。
それと、金も無いんで外食なんて安くて腹満たせて
食う場所を提供してくれればそれでOK。
アイドルオタもいるだろうから、必ずしも二次元とは限らないんじゃない?
アイドルみたいな希少価値のある存在じゃないと、金を貢ぐに至らないんだよ
レアカード無いカードゲームみたいなもん
閑静なマンション街への道をまっしぐらだ
家電屋はヨドバシだけで充分だろうし
で、その常連達が気前が良いかと言うとそうでもなく、あまりお金を落とさないと
ああいうのがアキバ以外にもあるといいんだけどな
池袋のワンパラかな?
池袋にあるよ。
ご主人様とか、にゃんとかキモい語尾を付けない。内装にこだわりを持つ。
という正統派のメイドカフェは2003年ぐらいにはすでに秋葉原からは消えて
最後に残ったのは、淡路町のショコラッテだけ。ここは古参のオタクが
どうにか維持しようと頑張って通っていたが、さすがに完全に秋葉原から
外れてる立地条件の悪さではどうしようもなく、信者も多かったのに閉店。
結局のところ、アキバの賃料が高すぎるので、風俗まがいのコスプレ喫茶しか生き残れないのよね。
古参のアキバオタクで、正統派メイド喫茶が好きだったタイプは、多分ショコラッテの閉店とともに
メイド喫茶通いを辞めてると思う。
多くの競合店と競争して、人件費かかりまくる商売。
でも、顧客は一定層だからブームに便乗したら、
共倒れになる運命のような気がする。
隙間産業だから、マスコミが取り上げなければブームにもならず質も落ちず、
何とかなってたのかな?
・ 無駄なおしゃべりはしない
・ 基本、無表情で淡々と業務をこなす
・ 凛然とした立ち居振る舞い
・ 帰り際に「ごちそうさま」と伝えると、はにかみながら「ありがとうございます」と答える。
こういうメイド喫茶なら行ってもいい気がする。
なんでこういうメイド喫茶が無いのか甚だ疑問だわ
本当の意味での「大人のメイド喫茶」はあってもいいと思う
20年前の神戸駅の地下にはそういう店があったんだけどなあ……
秋葉原辺りで自給1500円であんなに人雇っていたら
コーヒー一杯500円でも厳しいんじゃね?
まあ厨房削りまくってるから平気なのかもしれないが
今の風俗化したメイドカフェはキャバクラと同じだから時給高い。
昔のメイドカフェは、むしろファミレスやマックで働くより時給安かったんだよね。
それは、回転率を重視しないから、それほど忙しくない。
可愛い服でアルバイトできる。というのが理由。
昔は、お客も店員も含めて、マターリ空間だったし
常連やってると、自作のクッキーとか無料で出してくれて
ちょっとした学園祭気分だったんだよな。
ブサイクな娘でも別に不採用にはしませんよ
ものすごいデブが応募してきたときには、「そのサイズの制服はありませんから」でお断りしてるけど
顔を厳選しないのも原因じゃないの?ブスばっかで行くにならん。
相手の女性に気まずい思いさせたようで少し後悔してる
秋葉原に期間限定でアンナミラーズ復活させて欲しい
とりあえず話のネタに個人的には30分1000円までなら払っても良い
アンミラこそ秋葉原にあればなぁと思うのは俺だけかな?
むしろ今までよく業界が持ったもんだ。
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コメント
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所詮一過性のもの
電気街口という名のあるべき姿に戻ればいい
ヤクザが絡んでるとこしか生き残れないんでしょ?
ようはオタクのキャバクラだもんな。
メイドヘルスとかなら行きたい。
個人事業主で10年以上持つのは1割。中小企業レベルでも3割。
妥当な数字だと思うけど、今から新規参入したくなる数字でもないわな。
フレンチメイドばかりで飽きた
>>152のようなヴィクトリア調メイドが欲しい