「相談役」って老害だよな。年収は2000~3000万。専用車、個室、秘書の「三点セット」
安倍首相は、1月27日の未来投資会議にて、「退任した経営トップの不透明な影響を払拭し、果断な経営判断が行われるようにしていく」と発言した。さらに居並ぶ関係閣僚に対して、コーポレート・ガバナンスの確立に向けた制度整備を指示する姿がニュース映像として流れた。
「退任した経営トップ」とは、日本企業独特の制度である相談役と顧問を指している。相談役は顧問より格上で、社長・会長経験者が退任後に就くポジションであり、顧問は副社長以下の経験者が就任するケースが多い。
あくまで社内の慣例として置かれているポジションだが、厚遇が約束される。報酬は会社によってまちまちだが、平均的には年収2000~3000万円。専用車、個室、秘書の「三点セット」が提供され、接待費も自由に使える場合が多い。
経産省の「コーポレート・ガバナンス・システム研究会」(CGS研究会)で委員を務める経営共創基盤の冨山和彦CEOは、カネボウやダイエーなどを再生支援した経験からこう指摘する。「相談役や顧問が経営の役に立っていたケースは一つもない。百害あって一利なしだ。日本企業の中で何十年も続く先輩後輩の関係は、ある意味で血縁以上に濃い。自分を社長にしてくれた先輩OBには逆らえない。
OBは良かれと思ってアドバイスするかもしれないが、自分が死んだ後のことまでは考えられない。百歩譲ってOBのアドバイスが『会社のためになる』と言うのなら、彼らに払っている報酬と、秘書、車、個室にかけるコストを全て開示し、『対価に見合う価値がある』と合理的な説明を株主にすべきだ」
山之内製薬と藤沢薬品工業の合併(2005年)で誕生したアステラス製薬には、相談役も顧問もいない。初代社長(山之内出身)で当時会長の竹中登一氏と、二代目社長で藤沢出身の野木森雅郁氏が、相談役制度を廃止したのだ。御代川善朗副社長が、当時の決断に込められた思いを語る。
「経営者としての経験を活かして、製薬業界にこだわらず、さまざまな企業にアドバイスしたいと考えたのです。現在、社外取締役のニーズは高まっていますが、企業経営をしていた人材は不足しています。しかも、相談役を経てから社外取締役になると年齢的にも70代。貴重な経験者を社内に閉じ込めい方が社会貢献になるはずです」
安倍首相の発言は、こうした議論を踏まえた上でのものだ。
相談役・顧問は、本人が意図しなくても、結果的に老害になっているケースも多い。また、日本企業のガバナンスの特殊性は、海外からの投資を妨げ、企業価値がほとんど伸びていない要因の一つにもなっている。ジャーナリストの大西康之氏と『文藝春秋』編集部は、日本を代表する大企業64社に対して相談役・顧問制度に関するアンケート調査を実施した。
その結果、総合商社や大手自動車メーカーなど、意外な企業に最多で50名もの相談役・顧問がいることが判明した。「相談役・顧問は廃止した」と回答しながらも、「特別顧問」「名誉顧問」と名を変えて存続させている企業もある。各企業の回答ならびに本誌の独自調査にもとづく相談役・顧問のリストは、『文藝春秋』3月号に掲載されている。
引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1487037482/
意思決定からはずされてるからただの名誉職。
創業者やその後継者くらいはまぁ慰労としていいかと思うけど、大企業の経営者は経営という仕事をしてるだけだからな。
ただ、それでけの額を出す価値は大半は無いと思う
そのような額を出すくらいになると
これさ。法事で集まった時に親戚の人が言っていたけど、税金対策の一環の意味もあると言ってたぞ。
相談役や顧問、名誉顧問などいろいろポストを作ってコストをかける。
税金で出て行くか無駄ガネで出て行くかの違いでしかない。
東芝も、社長総選挙みたいに選挙で経営のセンターが誰か決めればこんなことにはならなかったのにね。
企業運営に置いて民主主義て害悪だと思うぞ。企業運営は独裁体制であるべきだろう。
本来は株主が言うべきだが何も言わないから国が言ってくれるってw
それは国が悪いだろ。
大企業を破綻させずに公金を突っ込んで来たのは日本政府だ。
その金を若い社員に還元してやる方がよほど生きた金になる。
>>44
護送船団方式に代表される様に株の持ち合いを進め、株主の影響を排除してきたのは日本政府だからな。
近年だと村上世彰や堀江貴文の逮捕が印象的だったけど、物言う株主は嫌った報いでもあるな。
たとえばAという地域に出店したいがヤクザがうるさくて妨害されそうってときにどうする?
そういう発想が会社のコンプライアンスを崩壊させる
こういう事が募って国際競争力を失ったんだろうな
スポンサーリンク
でもその無駄な3点を作るてことも需要と雇用の創出にもなってるからな
中間管理職やってるけど、顧問とか相談役が役に立ったのって、見た事ないよ。
歳取って一線を引退すると、癇癪起こしたり構ってちゃん化する老害ばかり。
害だよな
だいたい今の相談役って
この20年の日本を衰退させた、ダメ連中だからな
歩けるうちは
車いすに乗れるうちは
病院から、通えるうちは、申しておりました
これに加えて週2日しか来ないし
ゴルフ代も会社負担
専用車ってことは運転手もいるんだろ
スポンサーリンク
おすすめ記事
ツイッターで更新情報をお届け☆
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (22)
東京オリンピックの代表と責任者の老害を何とかしろ。
それでも安倍は企業と労組(社会党・共産党系労組除く)から支援受けてても、組織票でない国民から多数の支持を受けてるから出来るわけ
海外の右派左派政党の対立は何しても組織に縛られて支持を変えてくれないから
左派政党は労組や少数派を優遇、右派政党は企業を優遇
でクリントン(夫)の時代からのグローバリズムによって見捨てられ始めた元民主党支持の労組がついにトランプを支持したから勝った その代わりに政策実現してるが都会リベラルからの反発も強い
安倍なんか非組織票も手に入れたから、企業の利権破壊の顧問や相談役廃止も要求出来るわけ。企業や農家だけのように固定組織票が多数支持基盤なら支持の基盤改革は出来ない。民主党が公務員労組の不正を叩かなかったように、社民が仲好し総連と北朝鮮を擁護して拉致を否定論文まで公式サイトに載せてたように
移民社会の民主主義は通用しないよな..
移民連中は左派政党しか投票しないから民主主義が機能しなくなる
東広の高橋のいうなの老害。マジで消えて欲しい
社員の持ち株ってのも大概だぞ?
決定権は会長だからな?
まあ、役員報酬にうん10億とか出してない日本の企業だから、これくらいはいいんじゃね?
役員の年金みたいなもんということで
相談役になってもいいとこ10年とか15年とかだろ。そんくらい努めれば否が応でも、くたばるか体がいうこと聞かなくなるだろ
そんでそれにかかるコスト2億から5億くらい?それだったら払ってやればいいんじゃね?
そうじゃなければ、役員が退職するときに退職金10億くらいはらえばいいんじゃね?って思うけど
確かに海外の連中のは酷い
日本はトップ企業でも数億円くらいなのに向こうは月レベル
相談役ってのはノウハウや人脈で重宝されるものなんだよ
その人の名前出すだけで丸く収まったりするくらい影響力があったりする
まぁそれは認めるけど
勤務中に友達呼んで温泉旅行の計画やら飲み行く話で盛り上がってる声(老害は声がでかい)を延々聞いてると仕事やる気なくなるわ。
取締役が昇進ポストな時点でガラパゴス
人脈は理解できるが企業の存続のためにはその人脈を下に引継ぐべきだわな
それをやらないのは個人の利益しか見ていないからだろう
それが悪いとは思わないが
人脈という資産を軽視してる企業が問題だと思うんだよね
必要かどうかは企業と株主が決めること
部外者が高給取りに嫉妬して老害老害言ったって仕方のないこと
東芝から東証、郵政、ゆうちょと渡り歩いて東芝の不正会計発覚後、速攻で入院して逃げたひと居たな。
逃げ足の速さと責任逃れの能力は高いようだ。
県庁から天下りの相談役とか役にもたたんで。態度ばっかりでかくてパソコンは人を呼びつけて音声入力。ワードしかつかえない。
社長の天下り先だからな。今の社長が廃止するはずがない。
傷害保険みたいなものだと思う。
いざというときに使えるコネとか経験とかを持っている人を
相談役と呼んでいたんじゃないかな?
傷害保険にも限界があるように、相談役の問題回避/解決能力にも限界はあって当然だと思う。
相談役などに頼らなければならないなら相談役などがCEOになればいい。
社長などいらん。
老害じゃなくて天下りじゃね?
天下りは別の会社に転籍することを指すのでは?
天下りは元の会社に悪影響は及ぼしにくいから、元の会社としてはダメージが少ない
相談役は、当人のイエスマンを会長や社長に据えているから、いつまでも権勢をふるい続けることになる
天下りは、実力がなきゃ相手にされないし、契約終了にもなるが、相談役は生涯現役
現在の社長が将来の会長。
権力を使って、椅子取りゲームの椅子に予約する。
「退任した経営トップ」を追い出して、役人の「天下り」先を確保したい!ってことじゃぁ
まさかないよね
相談役は経営の「相談」をする役なんだから企業体が自身の価値をもって独自に判断したらいい
民間企業の裁量を侵害するような国家行政の長ってのはそれこそ役職に対する資質を疑われかねんですな